「毛虫が３匹」の遊びで使ったおもちゃ。上の写真は、「はらぺこあおむし」の人形だった元の状態。お腹を押すと、「きゅっきゅっ」と泣きます。
　それだけでは、毛虫らしくなく寂しいと思い、暖かな感触を得られると考えカーテンのフリンジを使い改良した（下の写真）。しかし、毛糸のフワフワした不安定な感触を嫌い、嫌そうな顔をする児童や緊張してしまう児童が続出し、フリンジを外し元の戻した。自分でも何度も試して、児童がどのように感じるかを多面的に考えていく必要性を改めて実感した。

＜作成方法＞
�@　イモムシのしっぽの方に、安全ピンでフリンジを止める。
�A　ぐるぐると巻き、首の部分に、安全ピンで止める。

　「小ぎつね」の歌で使用したきつね。はじめは、出だしの笛と歌だけの案だったが、視覚や触覚への働きかけも行ない、また、楽しい雰囲気を作り出そうと、歌に合わせて人形を使おうと考えた。そして、きつねのパペットを使おうと考えたが見つからなかったために、黄色の軍手に鼻、目、耳を付けきつねの手袋をつくった。その後、手袋だけではなく、きつねの人形を踊らせながら児童を回ったこともあったが、刺激が多くなりすぎるために精選し、歌と笛の伴奏と手袋の人形にした。

＜作成方法＞
�@　黄色の軍手、鼻の芯になりそうなものを教材室から探し出す。
�A　黒い布などで鼻の芯を包む
　　　　（巾着袋のように、周りを縫った糸を引っ張って閉め込むのがポイント）。
�B　中指と薬指を縫い合わせる。
�C　�Aで作った鼻を付け、ビニルテープでつくった目と耳を付けて、完成。